スポーツ選手が酸素カプセルを愛用することはよく知られるところです。ケガの治療のためであったり、疲労回復のためであったり、多岐に渡る目的に効果があるといわれています。
スポーツのパフォーマンス向上に関しては栄養やトレーニングなどさまざまな要素がありますが、スポーツをする人になぜ酸素カプセルが支持されるのか、『酸素』の側面からその理由を紹介していきます。今日はその@「エネルギー代謝」
持久力・瞬発力・筋力などスポーツに必要な『力』を発揮するためには『酸素』が大切な役割を果たします。スポーツ選手にとって酸素をどれだけ上手に活用できるかは実はとても重要なのです。
スポーツのエネルギーは有酸素のエネルギー代謝によって産生されます。
同じ量の栄養(炭水化物など)を燃料とする場合、酸素が不足しているとこのエネルギー代謝の過程で疲労物質である乳酸が産生されてしまいます。逆に酸素が十分にある状態でのエネルギー代謝は乳酸を産生せずに、同じ栄養からより多くのエネルギーを得られるようになります。
乳酸が多く生産されてしまうと今度はそれが疲労となり、酸素不足の状態ではその疲労の回復が遅くなり、故障につながるという悪循環が作られてしまいます。
スポーツ選手がマラソンなどの有酸素運動をトレーニングに取り入れているのは酸素を多く取り入れるためでもあり、マラソン選手がよく行う高地トレーニングはあえて低酸素状態でトレーニングを行うことで、血中の赤血球の絶対量を増やし、酸素をもっと多く取り入れることができるようにするためなのです。
筋のエネルギー代謝だけでなく、酸素不足は脳にも悪影響を及ぼします。脳が酸欠だと頭が上手く働かずに神経伝達、集中力、瞬発力にも影響がでてしまいます。
競技面でのセンスだけでなく走りこみなどの有酸素の地味なトレーニングが一流の選手を作るというのもこの辺が大きな要因かもしれません。
松坂大輔投手も昨年のレッドソックスのリーグ優勝の翌日にはもう「妻から『走った方がいい』と言われたので、それもそうかなと思いまして」と言いながらランニングをしていました。…その松坂投手もメジャーで勝ち抜くためにボストンの自宅に酸素カプセルを設置しています。



